
業務委託美容師の将来や今後の給料はますます稼げない!デメリットだらけ!

今回は「業務委託美容師」について見解して行きたいと思います。
今後の業務委託美容師の将来性や給料などの収入面は正直どうなんでしょうか?
僕はぶっちゃけて、業務委託であろうが普通に美容室として勤務していようがさほど関係ないと思っています。
て言うか、業界自体のシステムを変えない限り雇われている美容師にはデメリットしかないとさえ思っています。
近年の美容師としての労働基準や働き方などを外的要因の角度から見ていると、ここ数年はホントに「業務委託」での美容師が急増していますね。
今までは正社員、もしくはパートなどのシステムでお店に雇われて働いていた美容師も、今では雇われのシステムではない言わば「業務委託」に移行して行ってる傾向にあると思います。
今回はそんな業務委託美容師に関する将来像や、給料などのデメリットなどを紐解いて行きたいと思います。
目次(contents)
そもそも業務委託美容師とはなんなのか?
業務委託美容師とはシンプルに言えば「雇用」されていない美容師のことです。
サラリーマンで言えば、会社に雇用されていない個人事業主(自営業)と言いますかフリーランスの事ですね。
今ではネットなどを駆使してIT系のエンジニアや技術職などの人達に多く見られるフリーエージェントなどもこの部類に入ります。
政府の働き方改革などで、どんどん雇用の場も大きく変化してきていますがここ最近の美容師業界などもこの変化に対応しおうと言う行動が取れます。
今までの従来の美容師雇用では、お店側の経営者並びにオーナーが従業員を雇いそれに基づいて毎月の賃金を支払う一般的な構図になっていましたが、今では業務委託のシステムが普及したせいか予め最初に歩合率などを各従業員に設定して、自分がこなした業務に応じて報酬が支払われるシステムが業務委託です。
つまり、給料面から言うと美容師側は自分が仕事をした分だけの収入になり、今までの決められた賃金ではなくお店側の集客や自分の固定客次第で大幅に得られる収入が変わってくる訳です。
お店の経営者側の目線からすると、従業員を雇わなくていいので人件費などの固定費が発生しないどころか、税金や健康保険などの事も注力しなくていいので、このシステムは経営者側からするとメリットしかありません。
そんな業務委託サロンでも過去には30代後半以上のピークを過ぎたベテラン美容師が多かったんですが最近では20代の若者でも業務委託に移行する傾向にあり、その背景には以下のような理由があると思います。
■今まで勤めていた店のやり方や決まり事にウンザリしている。
■自分の実力次第で稼げる業務委託に魅力を感じてる。
■いくら頑張っても今の店では決まった給料しかもらえない。
■将来の独立のための資金作り
■業務委託は基本自由なので店に雇用される縛りがない
などなど。
やはり、ほとんどが収入面やお店の決まり事やルールなどに縛られたくないと言った理由が多いです。
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結局美容室のウザい決まり事や低い給料に嫌気がさして業務委託の店に来る!
まあ、結局業務委託などに移ってくる美容師たちは自分の自由な時間が欲しい人や成果に対してちゃんとそれに見合った対価(お金)が欲しい人達です。
今まで働いてきた店ではそれが実現できないから、基本自由な業務委託に移ってくる訳です。
ただ、そんなレールに乗ったところで時代はどんどん加速して頭のいい経営者たちは労働者を自分の利益のために動かして行く訳です。
そこに多くの美容師たちは気づくことができません。
結論から言えば、僕も業務委託サロンにいた経験がありますので言えることですが業務委託に行ったからと行って、自由な時間が増える訳ではありませんし、以前のお店と比べたら急激に給料がアップする訳でもありません。
確かに、普通の美容室と比べたら決まりごともないですし「これしろ、あれしろ」といちいち指示される事もありません。
自分の担当する順番が来るまでは、休憩しようが寝ていようがご飯を食べていようが何をしても自由です。
そう聞くと「楽」で「縛り」がないので、
業務委託最高じゃねーかっ!?
とお思いでしょうが、それはとんでもない間違いです。
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ぶっちゃけ業務委託美容師なんて稼げないよ!
自分の担当した分の売上に応じて、歩合率を差し引いた額がその月の報酬となります。
もう一度言いますが、一般サロンと比べると固定制ではなく変動制の収入になりますので、経営者側の集客によって大きく美容師の収入は左右されてしまいます。
すでに、多くの固定客(指名客)を持っている人気美容師であれば問題はないですが、殆どの場合はそうではありません。
指名客を殆ど持っていない美容師や、施術スピードが遅い美容師などはハッキリ言って稼ぐ事は困難でしょう。
美容師にも同じことが言える。
平均客単価の低い美容室
2000円のカット料金の業務委託の場合
フリー歩合40%
2000×0.4=800円
実働8h→6400円
バイトと同じじゃん。ちな私
カット4500円の業務委託
4500×0.5=2250
実働6h→13500
最低これぐらい稼げないと
身も心も持たないよ。#美容師#業務委託 https://t.co/pTYxIhfo9h— 脱オワコン美容師ch (@ch60113039) October 11, 2019
やはり多くの美容師たちは「業務委託は稼げる」と言う先入観で入ってきますから、それなりに多くの経験を積んだベテランや施術スピードが早い上級者が多く在籍しています。
しかも殆どの業務委託サロンは低料金システムにしていますから、尚更数をこなさないと稼げません。
ぶっちゃけ、稼ぎたい美容師の集まりですから自分の担当する順番が回ってきたら一目散とバリにさっさと施術を終わらして次、次、次とどんどんこなして行きます。
こんな美容師ばっかりですから、施術スピードが遅い人は殆ど売上を上げることはできません。
一番業務委託で美容師が不安を抱くのが、ちゃんとお客さんに入客できるのか?と言うところだと思います。
これは経営者の集客スキルによって美容師の収入が左右されると言っても過言ではありません。
自分の店に売上をもたらすために、どんどん広告に投資して集客している経営者と全くそうでない経営者が世の中には存在します。
僕もある程度収入を得れた業務委託サロンと全くそうでないサロンの2通りを経験しましたが、後者はかなり悲惨でした。
こちらは稼ぎたいから業務委託に来ている訳なので、お客が来なかったら話になりません。
入客できる数が少なかったら、待ち時間がどんどん増える訳ですからその時間は生産性ゼロです。
売上も出ない。時間も拘束されている。
これではアホ以外ほかにありません。。
自由度が高いと言われている業務委託ですが、中には担当する順番をめぐりスタッフ同士でケンカになることもあれば、単価の高いメニューを取り合いする事もあります。
まあ~器の狭い人が多いと言うか、美容師の世界ってこんなにIQレベルの低い奴が多いのか?と思えるのも業務委託の特徴でもありますかね(笑
ただ、最近では「最低保証給」などを導入しているお店などもあり、月の出勤や勤務時間などによっては最低保証給を出しますよと言うサロンも増えていますね。
しかし、ずっとそのシステムが継続する訳ではなく最初の3ヶ月のみとか、勤務形態が悪い人に対してはそのシステムが採用されない事もありますね。
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ぶっちゃけ業務委託美容師は体壊します
確かに業務委託は、技術レッスンなどで営業後に残る必要も無ければ休みの日に講習会や勉強会などに駆り出される事もありません。
そのへんの自由度はあると思いますが、いざ毎日のサロンワークになると話は別です。
当たり前ですが、予め設定する歩合率は経営者側が儲かるようになっています。
殆どの業務委託サロンが歩合率40%未満ですし、低料金に設定しているサロンが多いので、とりあえず広告などをばら撒きまくり安さを売りにしただけの集客目的とする業務委託サロンが殆どです。
なので、どんどん箱(お店)に安さ目当てにした質の低いお客ばっかりが集まり、美容師側はその対応に追われる事になってしまいます。
時には、理不尽なクレーム処理に追われたりカウンセリングで念を押したのに、施術のやり直しに来るお客で溢れ出します。
しかも業務委託の場合は、すべて個人の責任になりますので基本お店側や経営者側はサポートしてくれません。
業務委託美容師は掛け持ちしないと稼げない。しかし、無理な掛け持ちをするととんでもなくお客さんを待たせる事になる。そういう時は他のスタッフが助けてくれたりするが、他のスタッフが自分の事しか考えない人ばかりだと見て見ぬふりをされる。#業務委託美容師 地獄の時間。
— 元業務委託美容師経営者 (@freelancehair69) August 7, 2018
ここが普通の美容室と違う最大のリスクと言えると思います。
普通の美容室であれば経営者や店長が最終的にそのへんは処理しますが、業務委託では基本ありません。
さらに、低料金設定が多いので稼ぐためには「掛け持ち」をしながら施術したり、予約を時間いっぱいに取りカツカツの状態で余裕を持った環境で仕事をする事ができません。
言わば、すべて自己管理のスキルが求められます。
すべて自分1人でこなさないといけないので、アシスタントなどのサポートもなければ忙しい時などはペース配分を常に考えて行動しないと行けない訳です。
メニュー単価も、カット&カラーで3500円と言うバカみたいな設定にしているところもあり、ライバル店がめちゃくちゃ多い世の中ではもはやこんなあり得ない価格は当たり前と言えます。
仮に、単価3500円のお店で美容師の歩合率が40%だった場合、1人施術してもたった1400円の報酬しかありません。
これで1日12時間労働で見てみると、カット&カラーで余裕を持って1人の施術時間が2時間としても1日6人しかできない上、お昼ご飯などを食べる時間も省いても1日8400円しか得る事ができません。
ぶっちゃけ、こんなヤバいサロンワークを毎日できますか?
僕だったらアホらしくてやってられません。
て言うか、いつか体を壊します。
めちゃくちゃ施術が早いベテラン美容師でも自分の稼ぎを優先して毎日昼ごはんも食べる時間も無いほどこんなハードなサロンワークをしていると、必ず体を壊します。
施術が早く数をこなしている美容師ほどその確立は高まりますね。
「稼げる」と言った安易に目先だけの利益に走ると、後で自分の体が蝕んでいることすら気づく事ができずに、とんでもないリスクを抱えることになってしまうのでまず大前提としてあるのは自分の体が健康であるべきことでそれがすべての資本になるのです。
関連記事⇒美容師は手に職があるから将来安定とか思っていたら本気でヤバいよ・
業務委託美容室に将来性なんて全くない!早く気づこう!
すでに業務委託美容室が認知されて10年近く経ちましたが、その集客方法やお客の動向などはほぼネットからに依存しています。
特に、集客などはとにかくホットペッパーへの依存が強く、すでにどこの店もホットペッパーでの集客を行っています。
これは経営者側のスキルやセンスにもよりますが、お客の殆どがホットペッパーから見た広告の安さを頼りに集まって来ますから、いわゆる差別化を図れてないと「この店も前回行った店と同じか・・・」と思われるのがオチです。
そうなれば殆どのケースで再来店はありません。
お客もバカではないので、ありとあらゆる店を比べて旅をしている訳ですし低料金のニーズ自体はまだまだあるのでマーケットは新規参入者が増え続ける訳です。
これがいわゆる「飽和状態」と言うやつでライバルが増えれば増えるほど、薄利多売のシステムで経営している店は集客のために価格競争に巻き込まれます。
こうなれば、当然その現場で働いている美容師にシワ寄せが来て、単価はどんどん下り「こんなに働いているのに全然稼げない・・」と言うことになるのです。
でもこれはもはや業務委託サロンに限ったことではなく、1000円カットが台頭してきた時点から価格競争は始まっているんです。
40過ぎの稼げない美容師の行き着く末路は
・格安カット専門店で働く
・業務委託のサロンで働く
・美容師をやめて派遣稼げても、稼げなくても美容師以外のスキルは身につけておくべき。
— てらだ|美容室経営×メルマガ (@KazuoTerada_JP) July 18, 2022
要するに、本来美容師と言うビジネスモデルは一生懸命技術やテクニック、接客スキルなどをお金や時間をかけて投資してきたにもかかわらず、1000円などと言ったビジネスモデルが出てきた瞬間から美容師としての価値を崩壊してしまったことに憤りを感じる現役美容師達も多いんではないでしょうか。
決して、1000円カットを否定している訳ではありませんし今後も低料金のニーズは続いて行くと思います。
しかし、その価格競争の渦の中で労働している美容師たちは今後の将来において常に時代の変化に対応して行かないと命取りになりますし、稼げる環境を自らが作り出して行く他にないと思います。
そのためには、もはや美容師だけの収入源に頼るのはあまりにも危険だと存じます。
PS.

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■izuru:1977年2月2日生まれ:45歳元美容師
美容師特有の低賃金長時間労働や人間関係に嫌気がさし退職。 その後PC1台で起業し、現在はオンラインコミュニティ運営やブログを使ったWEBマーケティング(WP構築・収益に即したレイアウト・SEO・アクセス集客)を展開中。 コンサルティングなどにも力を入れており、PC1台からでも月収10万円~70万円以上の実績者(主婦・会社員・美容師・フリーランス)の方々を輩出中! 理念は『たった1台のPCからワンランク上の生き方をしよう!』で活動中。 好きなモノ→『焼き肉、お酒』 嫌いなモノ→『セロリ』 【実績】 |


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